地下の海へ流れむ人の流れに身をまかせ
今日も流れゆく 流れゆく心のぬけがら
互いにもがまるで人のいない砂漠をゆくように
うまくすりけてすりけて触れあわず流れゆく
突然袖引かれれば
息をきらしてる笑
なんてなつかしい、と汗かいて
“好久不见了 真怀念哪” 脸上还挂着汗珠
忘れたい忘れないあの日の女
南三条泣きながら走った
胸の中であの雨はやまない
南三条よみがえる夏の日
あの街はあとかたもないのに
流れてゆく人の流れ何ひとつも知らなくて
ただ二人はしそうにえるだろう
会いたかったわ会いたかったわと邪はあの日のまま
“真的好想你哦 好想见你哦” 同那时一模一样的天真无邪
会いたくなんかなかったわ私は急ぐふり
どこまでゆくのと
“你要上哪儿?”
背中で眠る赤子をりあげながら
私ふけたでしょうあなたより年上みたいねと
“我老了吧 看起来年纪好像比你大呢”
なにもづいてないのね
今もあの日と同じね
もしもあなたなんか来なければ
今もまだ 私たちいたのに
南三条泣きながら走った
胸の中であの雨はやまない
南三条よみがえる夏の日
あの街はあとかたもないのに
ほんとはうわかっているの私と切れて後のことだと
でも憎まずにはいられなかったの
この人なのよと呼び寄せた男に心当たりはなく
“就是他啦” 被唤过来的是我完全陌生的男人
そんなはずはないあの人と幸せになったはず
惑う私にづいて教える屈のない声で
あなたの知ってるあの人とはもなく切れたわと
“和你认识的那个人啊 交往没多久就分手了”
そんなこと知らなかった
彼といると思ってた
ずっと憎んで来たな日々返してと
何をめればいいの
南三条泣きながら走った
胸の中であの雨はやまない
南三条よみがえる夏の日
あの街はあとかたもないのに
せないのはせなかったのは
あの日あいつを惚れさせるさえできなかった自分のことだった